子どもと学べる禅語 無功徳(むくどく) ~親切は見返りを求めない~

無功徳とは、簡単にいうと「ほめられなくても、見返りがなくても、いいことをすること」です。

ひとみ
ひとみ

妹よりもお手伝いを頑張った。きっと褒められるぞ~

だるま君
だるま君

お母さんを手助けしてあげる気持ち、そこが大切じゃないかな


例えば、家で掃除をした時に褒めてほしい・お小遣いがほしいから掃除をしたのと部屋が汚れている。家族が帰ってくる前に掃除をしておこう。と掃除をするのでは、同じ掃除でも変わってきます。

どちらも掃除をしたことに変わりはありませんが、無功徳は後のほうです。

「褒められるかな?」「褒美はあるかな?」と考えず、ただ、今やることをやる
これが無功徳です。

無功徳のはじまりの話

むかしむかし、禅(ぜん)のお坊さん菩提達磨(ぼだいだるま)という人がいました。

中国の皇帝が菩提達磨に質問しました。
「私はこれまで立派なお寺を建てたり、たくさんの僧を育ててきた。なので、これからどれくらいの良いご利益があるだろうか?」

すると菩提達磨は、「無功徳」と言いました。つまりなんのご利益もないという意味でした。

いいことをしたから、自分にいいことが返ってくると思うことは本当の親切といえるでしょうか?見返りを求めるやさしさは、本当のやさしさではないのです。

相手のことを親身に想い何かをしてあげることが大切であり、やさしさなのです。

だるま君
だるま君

相手が喜んでくれたことを自分のことのように、うれしく思えることができればいいね。

身近なこんなときの無功徳

友だちが困っているときに、そっと手助けしてあげる

感謝をされなくても、人の役にたつことを行い続ける

ごみを見つけたから、だれも見てなくても拾ってきれいにする

自分の見返りを考えず、自然にできればそれが無功徳であり、自然にやさしくできる人間になるのだと思います。

大人になってからも、無駄な労力・貧乏くじを引いて面倒くさいことをやらされてる。そんなシチュエーションは何度も出てきます。

しかし、仕事でもだれかの人の役に立つようにと思って行う人は、どこかキラキラ輝いてみえます。

本当のやさしさを持ってる人には、自然と人も良いことも舞い込んでくると思いませんか。

だるま君
だるま君

見返りばかりを求めてしまうと、本当の親切とは別のモノになってしまうよ。

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