チーズはどこへ消えた?(書評)

書籍

こんな人におススメ

〇目標や夢に対してなかな行動に移せない人

〇今の自分の状況に不満がある人

〇この先に不安がある人

〇老若男女問わず

〇分厚い本・難しい用語が苦手な人

読書時間 1時間程度

この物語は、ネズミ2匹と小人2人が「迷路」の中で大好きな「チーズ」を探していくというシンプルな物語となっています。

物語の「チーズ」とは私たちにとって仕事・家族・財・健康・精神的な安定などに置き換えることができ、「迷路」とは私たちにとって会社・学校・家庭・地域社会に置き換えて考えることができます。

登場人物2匹と2人にはそれぞれ違う性格を持っています。

スニッフ いち早く変化をかぎつける。観察力が高い。

スカリー すぐに行動を起こす。行動力が高い。

ヘム 変化にさからい変化に対して長く考える。心配性。

ホー もっといいことがあるかもと考え、変化がわかって変化に乗ろうとする

自分は4つのタイプの中でどのタイプにあてはまるのか、そこから共感して気づかされ改善していこうと考えさせられます。

もう一つは、自分の中に4つの性格が入っている。今の状況はどのタイプの状態かなと気づかされ、今の状況は違うタイプで行動した方がいいのでは?と気づかされることもできます。

私は悩み事・失敗した時に結構、長く過去を引きずって「あの時にあ~しとけば良かった・なんでこんな事になった?」と繰り返し考え込んでしまいます。

行動力がとにかく欠けていて、転職した方がいいと自分でわかっていても、なかなか一歩踏み出せず、もし転職に失敗したらどうしようなどを繰り返し考えて結局何年も会社に居続けていました。気づくと40歳超えて違う職種に転職も年齢制限で過去の自分に後悔。

本書で心に残った言葉は「変化に早いタイミングで気づき、早く行動した人は成功が大きい」という言葉でした。

チーズはどこへ消えた? [ スペンサー・ジョンソン ]
価格:921円(税込、送料無料) (2022/7/5時点)

迷路の外には何がある?(書評)

こんな人におススメ

〇チーズはどこへ消えた?を読んだ人

〇今の自分の状況に不満がある人

〇老若男女問わず

〇分厚い本・難しい用語が苦手な人

読書時間 1時間程度

この物語は、チーズはどこへ消えた?の続編として、前作で一人残された小人のヘムが「迷路」の中を苦しみつつも前に進んでいく物語となっています。

主な登場人物は2人の小人です

ヘム 変化にさからい変化に対して長く考える。心配性。

ホープ 今作から登場するポジティブな性格

前作で一人おいてきぼりになったヘムが勇気を出して迷路を進んでいき、途中の新しい仲間ホープと出会い自分の信念とぶつかりながらも食べ物を目指すお話です。

なかなか新しいことに踏み出すことのできないヘムでしたが、今も現状が変わらないことで、このままでは食べ物がなくなり死んでしまう。自分は間違っていたとの思いが大きくなり、仲間のホーと一緒に行けば良かったと悔みつつも迷路に進みます。

なかなか踏み出せないのは、自分が持っている「信念」が邪魔してしまっている。それは、頭が良く知識や経験が多い人ほど陥りやすい。

だが、自分で過去の信念を新しい信念に置き換えることも出来る。そのきっかけは危機的な状況に陥ったときかもしれない。そんな状況でも過去の知識・経験は簡単に捨てて新しいことに挑戦するのは勇気のいることだが、勇気をふりしぼって過去に使った大切な道具も捨てた方が良い結果に進むことがある。

そこに気づかされるのは、新しく出会った仲間や今の現状を正面から受け入れる勇気であったりする。

私にもヘムのように新しいことを始めるまで、過去の知識・経験からリスクや不安で一歩を踏み出せないことがとても多いです。

それでも、自分が今の現状を変えたと思うなら現状維持だけでは何も変わらない事のほうが多いと思います。周りの意見を聞くことやチャレンジすることでヘムのような新しい世界を眺めれるのかもと思えた作品でした。

この2冊はとても読みやすく、どの世代にもおススメな作品です。絵本のような内容ですが、そこが逆に誰にでも気づきが生まれるのだと思います。

みなさんも興味があったら是非読んでみて下さい。

『迷路の外には何がある?』 –『チーズはどこへ消えた?』その後の物語 [ スペンサー・ジョンソン ]
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